火星に似たところがあり、最も古く、最も乾燥した砂漠と考えられているチリのアタカマ砂漠があるアタカマは海洋養殖のユニークな実験場の本拠地です。
ここではCORFO(Corporación de Fomento de la Producción de Chile-チリ産業開発公社)が後援するチリ政府の資金でEcoSea により2つのプロジェクトが行われました。
最初のプロジェクトは2013年1月から2014年8月まで、2回目は2016年1月から2017年11月までそれぞれの期間に行われ、2回目のプロジェクトでは1トン以上のヒラマサ(seriola lalandi)の収穫があり、チリだけではなく世界的な消費の将来性がある資源として期待されています。9メートルの波の高さ、2ノットの潮の流れがある環境の沖合用にデザインされ銅合金の網を装備した沈降式の養殖用生け簀の技術は、EcoSea が開発したものです。
Chañaralの南30km、Flamenco沖で岸から2.8km離れた場所に係留し4年以上にわたり行われていた操業では、2014年、2015年にIquique, Coquimboの近郊で発生したマグニチュード8の地震によるチリ北部で発生した津波を克服することができました。システムは数分で簡単に沈降、浮上するため、津波により膨れ上がった海からの衝撃を受けることはありませんでした。
オペレーションマネジャーのハビエル・タピアは、「当社の技術以上に沖合での技術を実証するものはありませんが、このシステムもまだ改善の余地があり、2018年中には調整し補完します」とコメントしています。
Flamencoのプロジェクトの責任者でセンター長のガブリエル・オリバレスによると、チリ北部での魚の養殖と肥育は付着物が非常に多いため従来型のネットの生け簀ではほぼ不可能とのこと。従来型のネットでは作業が多すぎ、波が荒い環境では安全の確保が難しい。従来型の網より汚れがつきにくく、自然の力に耐える銅合金網はこれらの問題を解決するのに適していると主張しています。
当プロジェクトでは、ヒラマサがチリの北部での養殖に大きな可能性を提供し、取り扱いに対して高い耐性を示し、17℃以上の水温であれば生育も良いという結論が得られました。